大和川(奈良編)

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大和川(大阪編)

(大和川の源流)

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天理市福住     2000.9.6   都祁村      1998.10.26

大和川の源流は天理市福住に広がる田んぼだ。周囲の山間から水が湧き出し、田んぼを潤して一筋の水路となっていく。

もう一つの源流が都祁村にある。建物の背後の削られた山を見ると、この道路が分水嶺となっていることがわかる。左が木津川、右が大和川へと流れていく。近くにはその水の分配する神を祀った都祁水分神社がある。

 

(県道桜井都祁線を歩く)

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笛吹大明神    1998.10.26

河川法に指定される一級河川・大和川の基点とされるのが笛吹橋だ。その脇に笛吹大明神が祀られている。湧き水があるが、飲めるか不明なので、手を清めるだけにした。

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桜井市小夫       桜井市小夫  2000.8.16

 田んぼは川筋に合わせて曲がっている。道路の拡張工事に合わせて川筋や護岸が整備され、わずかに残った渓谷美が失われてきている。

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初瀬ダム    1998.4.30    長谷寺門前町 

 初瀬ダムは昭和63年に完成した多目的ダムだ。桜井市の上水道の水源にもなっている。

 長谷寺は古くから「伊勢詣で」の途中に立ち寄る参拝者で賑わった。その門前町を流れる大和川(初瀬川)では、放流されたアマゴやアユ釣りが楽しめる。

 

(海石榴市とそうめん)

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大和さくらい万葉まつり  2004.9.11            桜井市三輪     1999.2

桜井市金屋付近は県によって「歴史文化を大切にした川づくり」として整備され、自然豊かな川となっている。欽明天皇時代、この付近は渡来使節団の船着場となり、最古の市場であった「海石榴市」が栄えた。

そこで開催される「大和さくらい万葉まつり」では現代版海石榴市がたって賑わう。夜には灯篭が流され、二胡の演奏もされ、当時の雰囲気が漂ってくる。

その市を通じてそうめんの原型となる「索餅」が伝わってきた。川べりのそうめん干しは今でも三輪地方の冬の風物詩となっている。

 

(広瀬神社の砂かけ祭り)

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河合町広瀬 1998.2.11

 毎年2月11日、河合町にある広瀬神社で「砂かけ祭り」が行われる。砂は雨に見立てられ、境内で砂をかけ合うことで今年の五穀豊穣が祈願されている。

 この付近で奈良盆地を流れる河川が合流し、名実ともに大和川となる。

 

(潜水橋・大城橋)

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大城橋     1996.10        

 大和川唯一の潜水橋。通常は川面から1mほどの高さで、橋幅は乗用車一台ほどしかない。

 

(龍田大社と磐瀬の杜)

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風鎮大祭 2002.7.7    瀧祭   2006.4.3        放魚祭 2002.4.4

 風の神が祀られている龍田大社で毎年7月、風鎮大祭が営まれる。本殿前で手筒花火が勢いよく火花を散らすことで、航海の安全などを祈願している。

 JR大和路線三郷駅裏の河川敷には、かつて龍田大社の飛地境内だった「磐瀬の杜」があった。今では碑が残るだけだが、毎年4月に営まれる瀧祭では生魚が奉納され、翌日の放魚祭で大和川に放流される。

 

(亀の瀬渓谷)

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亀の瀬地すべり工事現場   亀石 1998.11.8

 北は生駒山系、南は二上山に連なる山間に挟まれた亀の瀬では、これまでに度々地すべりが起こってきた。その名残に川には「亀石」をはじめ巨石がゴロゴロしている。大和川工事事務所ではその対策工事を大規模に進めている。毎年11月の「土木の日」には市民に公開している。