<榛原から流域越えて初瀬、倉橋溜池へ>
○宇陀(うだ)川
淀川水系で榛原駅の少し南を東に流れ、室生ダムに注ぐ。
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○初瀬街道(R165)・西峠
榛原駅から北に高台を少し登ると初瀬(伊勢)街道だ。
西に少し歩くと下り道になり、
淀川水系と大和川水系の分水嶺になっている。
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○吉隠川
V字型の山の斜面には棚田が点在している。
その南北の谷水が吉隠(よなばり)付近で合流している。
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奈良県営水道の水源である室生ダムから流域を越えて
導水トンネルを自然流下して送水されてくる。
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○初瀬川・神河橋
朱塗りの欄干の橋だ。
長谷寺縁起や古文書にはこの地方を「三神の里」、川を「神河」、
この付近の淵を「神河浦」と記され、その名残に名付けられたのだろう。
長谷山口神社の鳥居をくぐると「水神」と刻まれた石が鎮座している。
この先で吉隠川と合流する。
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○初瀬川・朝倉橋
高台にある住宅地を通り抜けると
水系は初瀬川から寺川に変わる。
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○忍坂(おっさか)街道(R166)
ほぼ粟原(おおばら)川と並行している。
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○粟原川・尾上橋
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○桜井市グリーンパーク
公園のような名前だが桜井市のゴミ処理施設だ。
旧炉がダイオキシン排出基準を充たせなくなって新設された。
倉橋溜池の南に少し離れた所には浸出水処理施設を
備えた遮水型の最終処分場があります。
有害物質を排出するゴミ処理施設の排水処理は重要だ。
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○倉橋溜池
昭和32年にかんがい用に築造された。
平成12年には洪水調整機能を兼ねた防災ダムとして整備された。
外周の遊歩道には桜が植樹され、「まほろば広場」
「トンボ池広場」などがある親水空間になっている。
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○多武峯(とうのみね)街道(R37)
ほぼ寺川と並行している。
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○寺川の「流れ橋」(桜井市下(しも))
幅50pほどの木道で対岸の田んぼに渡るために自作されたようだ。
頑丈にできているが、大水では流されるかもしれない。
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○造り酒屋(桜井市上之宮)
三輪明神の短冊が吊るされた杉玉が店頭に並んでいる。
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○寺川・東光寺橋
堰で取水された用水が市街地を巡っていく。
環境用水になっているようだ。
銭川、米川を通じて再び寺川に戻る。
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○綱掛け
歩道上に掛けられている。
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○寺川・谷一号橋
最近、河川整備されたようだ。
(ポイント)
初瀬(伊勢)街道は長谷寺と伊勢神宮を往来する参詣道で賑わった。
人から車に変わっても賑わいは変わらない。
忍坂街道、多武峯街道でも歩道のない所があるので、車には十分気を付けて。