<都祁から桜井へ源流を下る>

 

三陵墓古墳群史跡公園

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親水広場がある。

都祁水分神社

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木津川と大和川へ分水する神(水分大明神)を祀っている。

鳥居の横を流れる小川は木津川流域だ。

万葉集に記された「山辺の御井」(写真)の伝承地の一つが境内の北方の林にある。

並松池

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冬鳥が佇んでいた。

都祁山口神社(奈良市都祁小山戸町)

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都祁水分神社は平安時代に現在地に遷移されるまでこの地にあった。

社殿横にある谷水の流れ込む池の小社が、その面影を残しているようだ。

山中に鎮座する「後社尾(ごしゃお)の巨石」は水神大明神が降臨したと伝えられる磐坐(いわくら)だ。

葛神社(奈良市藺生(いう)町)

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水神が祀られ、その昔、村人は祈雨の宮参りをしたそうだ。

境内には石垣の井戸の「建湧井」(写真左)や氷室跡、谷水を導水した庭園がある。

隣には宮池(写真右)がある。

R38交差点(奈良市藺生(いう)町)

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桜井方面は下り坂でこの付近が分水嶺のようだ。

付近の圃場整備で分水嶺が分かりにくくなっているが、

交差点北東にある田んぼ(休耕田)からの水路が源流だ。

初瀬川は長谷寺までR38を縫うように流れ下る。

合流地(桜井市小夫(おおぶ))

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天理市福住町を源流とする流れと合流する。

初瀬川・ダランデン北橋

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道路の拡幅に伴って河道整備され、新しく架橋された。

初瀬川・笛吹橋

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橋の袂に笛吹大明神が祀られている。

その傍らには崖上からの湧水があり、汲む人がいた。

水量は少ないが、一口つけるとクセのない味だった。

初瀬ダム

 

(ポイント)

都祁のある大和高原では縄文時代早期の遺跡が発見されており、古代大和の中で最も古くから人が住んでいたと考えられている。

初瀬川と寺川に挟まれた唐古池周辺にあった唐古・鍵遺跡は弥生時代の環濠集落跡だ。

縄文人が都祁から大和川(初瀬川)の源流から下って奈良盆地に移住したとも考えられる。

水とともに人の源流を下るコースでもある。

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