<富田林寺内町から滝谷、千早赤阪村へ>
○富田林寺内町
路面に「背割り水路跡」の石碑がある。
今も排水溝としてそれらしい面影がある。
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○石川・金剛大橋
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○富田林市水道局甲田浄水場
石川の伏流水と地下水を浄水している。
取水堰には魚道がある。
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○石川・高橋
橋下の疎水はかんがい用だ。
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○滝谷公園
公園の下にため池がある。
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毎月28日は縁日で賑わう。
眼病に効くといわれる「御加持水」がある。
一条の滝の瀧行場があり、「身代わりどじょう」(写真左)を流す風習がある。
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○「大師井」
境内から東へ500mほど離れた路地奥にある。
弘法大師を祀った小堂のある「大師井」から「御加持水」が採水されている。
ポンプアップされているので、大量に汲む人でも利用できる。
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○佐備川・高橋
佐備川は金剛大橋の少し下流で石川に合流する。
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○龍泉寺(拝観料要)
嶽山(だけやま)中腹に佇む蘇我馬子創建の真言宗の寺だ。
国指定名勝の庭園にはハスなどの水生植物が育っている。
龍神や弁財天が祀られ、
枯れてしまった池が弘法大師の祈雨で復活したという縁起がある。
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○佐備川・草野橋
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園内に池がある。
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「日本の棚田百選」に指定され、
自治体と住民とボランティアが一体して維持管理している。
周辺は楠木正成の下赤阪城跡で、その頃から棚田があったそうだ。
用水は高低差を合わせるために1.5km離れた千早川から導水され、水管理にも様々な工夫が見られる。
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○千早川(東條川)・甲取橋
周辺は1331(元弘元)年秋の古戦場であったことから橋名になったようだ。
千早川は金剛山西麓を水源としている。
この上流で足谷川、水越川と合流して、富田林市と河南町界で石川に合流する。
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○楠公産湯の井戸
「楠公誕生地」の田んぼの畦道を入った奥の崖下にある。
石垣の隙間からわずかに湧出している。
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○足谷川・二河原辺橋
金剛山北西麓を水源としている。
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○水越川・音滝橋
水越川は金剛山北麓の水越峠を源とする。
橋下の巨岩が滝のようになって水音を鳴らしている。
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○建水分(たけみくまり)神社
丘上にあり、水分大明神が祭祀されている。
(ポイント)
石川には四季を通じて野鳥が戯れている。
金剛山西麓の千早赤阪村には豊かな水が巡っている。
楠木正成のゆかりの地でもあり、その史跡めぐりにもいい。