<柳本から龍王山越えて初瀬へ>
○黒塚古墳
33面の三角縁神獣鏡が発掘調査された後、周囲にあった池や公園が新たに整備された。
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○崇神天皇陵
広大な濠には豊かな水を湛えている。
江戸末期に柳本藩が灌漑に兼用できるように整備し直されたそうだ。
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○不動の滝
龍王山からの谷川が流れる落差3mほどの滝は、龍神が祀られた行場だ。
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○谷川
登山道の途中まで清涼な谷川が流れている。
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○藤井田龍王社
小さな祠と小さな池がある。
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○柳本龍王社
小さな祠と池が林間に佇んでいる。
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○龍王山頂(586m)
大和三山をはじめ、一望できる奈良盆地を眺めていると、天地に向かって雨を祈願した古代人の切実さが伝わってくる。
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○笠山三宝荒神
(閼伽井不動尊)「日章之瀧」の墓標のある三角屋根の井戸がある。
苔むした石から水が滴り落ちる池には金魚がいる。
古来より参拝前に身を清める浄水とされてきたそうだ。
(鏡池(心見の池))奈良の猿沢池と通じている、という伝説がある。
小さな池面には水草が繁茂し、カエルがいた。
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○滝川
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○高龗(たかおかみ)神社(桜井市和田)
水神を祀っている。
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○初瀬ダム
ダムサイトには雷除けや災害防止などに霊験のある天落神六社が祀られている。
ダムの建設で水没することになった線刻画のある磐座の面影を残す石碑が遷座されている。
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初瀬ダムは洪水調整機能と桜井市の上水道水源になっている。
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○ 長谷寺
「花の寺」と知られ四季折々の花が咲き乱れている。
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○長谷寺温泉郷
旅館の裏手に初瀬川が流れている。
日帰り入浴のできる温泉もある。
(ポイント)
龍王山を中心に点在する龍神を祀る寺社を主に巡る。
雨を祈願した古代人に思いを巡らしながら歩いてはいかが。