<大和高田から環濠集落巡り法隆寺へ>
○神楽池
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○西池、東池
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○池尻環濠集落
東側の環濠が「歴史といこいの水辺空間」として整備され、南西部は暗渠化されている。
生活排水で濁っている。
環濠は吉野川分水から西池、東池と通じる水路として農業用水に利用されている。
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○藤森環濠集落
環濠の北西部が整備されている。(写真右)
太鼓橋があり、アヤメなどの水生植物が育成されている。
十二社神社には丸い池がある。(写真左)
水神を祀る高龗(おかみ)神社もある。
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中世には七垣内(七つの集落)を防御する複合環濠集落だった。
近世には灌漑用水に利用され、現在は五垣内に残っている。
「水緑景観モデル事業」として下水道整備で汚水の流入防止し、雨水の浸水対策や魚やホタルが棲め、人が憩える親水空間に整備されている。
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池のような広い濠跡がある。
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○葛城川・林口橋
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毎年1月初旬に「綱打ち」が行われ、境内への入り口2ヶ所に綱が掛けられる。
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○葛城川・桜橋
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主に飛鳥川、曽我川、葛下川流域の下水処理を担い、窒素やリンがより除去できる高度処理をしている。
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○曽我川・保橋
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○廣瀬神社
『日本書紀』に天武天皇4年4月「大忌神を広瀬の河曲に祭らしむ」との記述がある古社だ。
毎年2月11日の「砂かけ祭り」で有名だ。
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○大和川・御幸橋
左岸(南岸)には市があったそうで、「河合市場」という地名にその名残がうかがえる。
また近世に栄えた舟運では、岡崎川が合流する「御幸ガ瀬浜」に「川合浜」と呼ばれる船着場と荷揚場があった。
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○富雄川・七鳥橋
(ポイント)
葛城川と曽我川に挟まれた扇状地には、田んぼが整然と広がっている。
条里制は大化の改新で施行され、中世に概観が整ったとされている。
奈良盆地には比較的その名残があるといわれるが、この風景もその一つなのだろうか。
また中世には環濠集落が形成され、その名残も多くある。
中世に思いを馳せながら歩くのにいい。